室町時代の変化4
⑧花見や菊人形のような大衆の参加する花卉文化が発展した。
⑨花卉の同好団体が多く誕生した。
⑩植木屋、庭師といった花卉園芸の専門業者が出現した。
また園芸書の出版がはじまった。
これらの特色は現在の日本では、どのことでもしごくありふれていて、当然のことのように思われるであろうが、江戸期以前にはその大部分は存在しなかったことである。
庶民が野菜 種をつくるだけでなく花を楽しんだり、花卉、庭木の品種改良があったり、植木屋のような専門業者のあることは、どこの国でもいつの時代でもあったことだと考えるのはあやまりである。
このような花卉園芸文化の中に現在ではありふれたことが、江戸期には世界のどこよりも、当時の西ヨーロッパよりも先がけて展開したのである。
花卉、庭木の品種改良については、本書では常にそれを花卉園芸文化の発達の指標として重要視してきた。