中国の鉄文化と日本の鉄器
古代中国の鉄文化と日本鉄器文化を語るとき・・・
わたしたちが忘れてはならない事実は、中国における製鉄技術の古くからの発達と、その日本への影響です。
中国での鉄の使用は、春秋時代(約2700~2400年前)から始まっていますが、いちじるしい発達を見せたのは、漢代(約2200年~2100年前)になってからです。
現代では、ロートアイアンなどのようなものとしてあらゆるところで使用されていますね。
中国古代の鉄のひとつの特徴は、鍛造鉄ではなくて鋳造鉄であること。
つまり今日でいう銑鉄を高温で量産することに成功していたことであり、漢代にはかなり大規模な国営産業として生産されていました。
武器として、あるいは農耕用器具としての鉄製品は、それらを製造する技術とともに、まず朝鮮に伝わり、日本へも渡来することになります。