室町時代の変化2
日本の花卉園芸文化は室町時代から一人歩きをはじめたといっても、その内容はまだ弱く、本格的な発展はつぎの江戸時代になってからである。
江戸時代の園芸文化はアジアの花 種や花卉園芸文化の第二次センターとして、日本的特色を発揮して、大発展をした。
それは中国という第一次センターを凌駕し、また西ヨーロッパに優るとも劣らずというより、一時期、たとえば江戸中期の元禄時代などには、西ヨーロッパより先進していたと評価できるものである。
江戸期の日本の花卉園芸文化は全世界の花卉園芸文化の中で、もっとも特色のある輝かしい一時期である。
しかし明治に入ると、それは衰えはじめ、築きあげられた特色は忘れられ、その文化の大部分は社会的に埋没しつつある。
江戸期の日本の園芸文化の特色を数えあげると、つぎのような諸点が指摘できる。